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アロハシャツの豆知識生地の裏使い「リバースプリント」に関するお話

2016年3月4日
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皆さんがアロハシャツを選ぶ基準としてはどんな要素がありますか?

デザインや使っている素材など、好みによって色々ありますが、その中でも1番の要素と言えばやはり「色」ではないでしょうか?

人間の視覚情報の中で最初に入るのが「色」なので、アロハシャツに限った話ではないと思いますが。

本日はアロハシャツの色使いに大きな係わりがある、生地の裏使い「リバースプリント」のお話です。

生地の裏使い・リバースプリントとは

まず初めに「裏使い」の説明です。

読んで字の如く、染色した生地の”裏側”をシャツの表に使うことです。

場合によっては「リバースプリント」と表現されることもあります。

一般的なアパレルでは聞き馴染がないかと思いますが、アロハシャツの手法としてはごくオーソドックスな技法なのです。

アメリカの老舗アロハシャツブランド「レインスプーナー」が1960年代に発売し、当時としては革命的な技法として評され現在では様々なアロハシャツメーカーが取り入れております。

アロハシャツにおけるリバースプリントについて

早速ですが上の左右の写真をご覧ください。

見比べてみると分かりやすいですが、右「表」の写真は、パープルとイエローの発色が良くビビットなトーンです。

それに対して左側「裏」の写真はどうでしょうか?発色の良いパープルとイエローが裏返す事によって落ち着いたトーンに見えますよね。

この落ち着いたトーンがリバースプリントの醍醐味なのです。

また縦横に線のような模様が見えますが、これは「シケ」といい、生地の織が浮き上がる、リバースプリントでしか表現できない部分です。

この二つが相まって独特の霞んだ色使いが生み出されるのです。

この技法は思い通りのカラーを表現するのが非常に難しく、PAIKAJIの場合、色を決定するまでに、最低でも5回は染め直しを行いながらサンプルチェックし、理想の色に仕上げていきます。 また本来使わない裏部分なので、色ムラが出やすく、染色を行うにも熟練の職人技が必要とされます。

この2枚の写真を比較した時、皆さんはどちらの色を選択されますか?

もちろん好みはそれぞれなので、どちらもそれぞれの良さがあります。

そもそもアロハシャツの歴史の中で、なぜ裏地を表に使うようになったかには諸説ありますが、もともとは派手な色を軽減する為に生み出されたものらしいので、当時(1960年代)アロハシャツは、一般的に派手なイメージが強く誰でも気軽にコーディネイトできるアイテムではなかったのだろうと、想像できます。

普段何気なく着ているアロハシャツですが、このように生地の染め1つとっても多くのこだわりが詰まっているのです。

そして、皆様が日頃ご愛用して頂いているPAIKAJIのアロハシャツにも、リバースプリントのアイテムがあるかもしれません。

よろしければクローゼットをのぞいてみてはいかがでしょうか?

リバースプリントの商品一覧はこちらから

Impressive Hibiscus – 26,000yen

Impressive Hibiscus – 26,000yen

Hibiscus party – 16,000yen

Japonica hibiscus – 11,000yen

Junglist – 13,000yen

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